2023年1月のブログ記事
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第二章:呉の興隆 忠節の臣 ※…三日目。 雨が降った。しかし包胥はずぶ濡れになりながらも、 訴えをやめない。 「私の身が滅びようとも、楚に住む人々の命を 救いたい。この思いをどうにかして秦公にお伝え したいのです。どうか、会ってください。 そのひきかえに私は斬り捨てられても構いません。 ただ、その... 続きをみる
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※…「連れション」 「ねぇ一緒にトイレ行かない?」 この言葉が、 私は苦手でした。 苦手ながらもまだ幼かった頃は、変に断って 関係が気まずくなるのも面倒なので付き合って いました。 でも10代後半の年齢になってまで一緒にトイレ へ行く、いわゆる「連れション」なんて…。 トイレぐらい1人でも行けるわ... 続きをみる
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「福は内と言っても、福の神が家に来る事は ない。それならいっそ、今年は鬼を呼んでみよう」 そしておじいさんは、大声で叫びました。 「鬼は~内! 福は~外!」 するとその夜、誰かが家の戸を叩きました。 「こんばんは。『鬼は~内』と、鬼を呼んだの はこの家かいのう?」 なんと、鬼がやって来たの... 続きをみる
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日本の高度経済成長に合わせて全国に建設 された団地が、住民の高齢化や建物の老朽化 など様々な難題に直面している。 JR赤羽駅から徒歩20分、東京都北区の都営 桐ヶ丘団地に入ると、時が止まったように感じる。 4、5階建ての古い団地が並び、閉鎖された保育 園の近くをお年寄りがゆっくりと歩く。 1954... 続きをみる
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第二章:呉の興隆 忠節の臣 その後、奮揚はひそかに随を脱出し、混乱を極め る郢に潜入を果たした。 郢は燃えていた。燃えかすの間を歩くのは呉の 兵ばかりで、楚の国人に行き当たることはなかった。 彼らは四散したのであろうか。それともすべて死 に尽くしたのか。 財物は漁られ、美女たちは犯され、男たちは殺... 続きをみる
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私には中学高校と仲の良かった友人がいました。 しばらくは疎遠だったのですが、社会人になって から久しぶりに連絡が来ました。 「久しぶり~!元気にしてたかと思って!ねぇ今度 会わない?」 もちろん断る理由も無く、行くと即答です。 共に過ごした楽しい日々を思い返すと、社会人 になってからの苦しい日々が... 続きをみる
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むかしむかし、あるところに、息子に先立たれて 一人ぼっちになったおばあさんがいました。 おばあさんの家の裏には穴があって、一匹の 古ダヌキが住みついています。 タヌキは人間にあこがれていて、拾った数珠を 首にかけると、毎日かかさず神さまに祈ってい ました。 (神さま。あっしを人間にしてくだ... 続きをみる
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厚生労働省が2018年に公表した「国民健康・栄養 調査」より、成人女性の21.1%が「高コレステロール」 状態にあることが分かりました。 コレステロール値が高いと健康に悪影響を及ぼし ますが、その一つとして、胆石の原因になる可能 性もあるとのこと。… ※…元気印の私に訪れた地獄の苦しみ。 前日まで... 続きをみる
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第二章:呉の興隆 ※ 死者を鞭打つ ※ 「城門を破り、入城せよ!」 もはや伍子胥の復讐は、止められない。 孫武は ふたりの個人的な対決に意義を感じなかった一方 で、それを止めた闔閭にも不満を覚えた。 なぜ、あの場で闔閭はこの孫武にひと言もなしに 部隊を進めたのか、と。 しかし仮に相談されたと... 続きをみる
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これは、私が仕事を始めて2年が経った時の 事です。 私の職場には早番と遅番が1週間交代であり、 遅番だと帰りが夜の11時過ぎと遅くなっていました。 ある日の遅番の帰り際、車に乗りこんでスマホを 触っていたら、ふと会社の施錠をしたか気になっ たので確認しに戻ります。 車を出てから会社の鍵を確認し、ま... 続きをみる
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どんなに難産(なんざん)でも、このおばあさんの 手にかかればすぐに産まれるので、『中村の取り 上げばあさま』と呼ばれていました。 ある日の真夜中、おばあさんが寝ていると家の 戸を叩く者がいます。 ドンドン、ドンドンドン。 こんな時間に来るのは急産の取り上げに違い ないと思い、おばあさん... 続きをみる
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病院の「3カ月ルール」をご存じだろうか。 入院生活を送っていた患者が「治療済み」を理由 として90日以内に退院を促されるものだ。 自らの最期を通い慣れた病院で迎えられると思っ ていたら、別の病院や介護施設などに移らざるを えなくなるケースがある。 人生の終わりに向けた「終活」が注目される中、 入院... 続きをみる
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第二章:呉の興隆 ※ 死者を鞭打つ ※ 「城門を破り、入城せよ!」 呉王闔閭の力強い号令が下った。兵士たちが 門を突き破り、なだれ込むように城内に進入する。 また、城壁を乗り越えて内部へ入り込む部隊も あり、楚軍を対応に苦慮させた。 「なかなかによい指揮官がいると見える。城門 周辺の守りだけ... 続きをみる
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※ ニキビは日本人のほとんどが経験する。 ※ ニキビができることでテロメアが長くなり、 ニキビができないとテロメアが短くなる。 ※ テロメアが短いと老化現象が起きる。 日本人の90%以上が経験しているニキビ。 10代後半、中学生や高校生で発症する人 が多く、青春のシンボルなどともいわれる。 ... 続きをみる
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日本のキツネは頭が良いと聞いたので、キツネと 勝負をしようと思ったのです。 トラはキツネを見つけると、さっそく言いました。 「俺は中国から来たトラだ。何でもよいから、お前 と勝負をしたい」 「ふーん、勝負ねえ」 キツネは、竹やぶを見ながら 言いました。 「勝負なら、竹やぶの中での早歩き競争はど... 続きをみる
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警察庁の発表によると、DV(ドメスティック・バイオ レンス)の相談件数は、増加する一方で、平成29 年は72,455件で、DV防止法施行以降、過去最多 を記録。 その被害者の大半は女性である。今、女性たち に何が起こっているのか。 … 健康関連施設に勤める20代後半の伊藤麻里子 さん(仮名)はシン... 続きをみる
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第二章:呉の興隆 ※ 死者を鞭打つ ※ 偽って軫を称した子期が現れ、随の宮殿は騒然 となった。 この人物をどう扱うか……殺して呉に引き渡せ ばよいものか、それとも生かした状態でそれを 行なえばよいのか、 あるいは引き渡さずにこれを守り、呉に対抗す るべきか。 選択肢は数限りなくある。 「呉が本... 続きをみる
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