貧者の一灯 ブログの人気ブログ記事
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むかし、奈良県の柳生(やぎゅう)の里に、柳生 但馬守宗厳(やぎゅうたじまのかみむなよし)と いう、剣術の大先生がいました。 宗厳(むなよし)は二匹のサルを飼っていて、サル たちに剣術の相手をさせて、すばやい身のこなし 方などを学んだと言われています。 そしてそのサルたちは、毎日のように剣術... 続きをみる
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音楽にはいろんな効能があるのは肌で感じ取る ことはできます。 クラシックにリラクゼーション効果があるのも 納得できます。 人生でイチバン忙しい年代に差し掛かって癒し を求めるからこその嗜好の変化なのでしょうか。 高齢者が演歌好きなのはなぜなんでしょうか?? 決して演歌好きの高齢者ばかりというわけで... 続きをみる
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勾践の夫人は、夫とともに呉の奴隷となること になっていた。彼女には妾めかけとなる運命が 待ち構えている。 彼女は、浙江を渡る船の上で、その境遇を嘆き 悲しんだ。 「妻は粗末な衣服を着て婢となり、夫はかんむ りを外して奴となる。 歳月は遙か遠く困難は極まり、恨みは悲痛で心 はいたむ。腸は千に結ば... 続きをみる
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私がふと目を上げると男の妻の目に涙が溢れて いた。 私は重い事実をいずれ話す下準備、つまりショ ックを和らげる目的で妻に説明したつもりであ ったが、妻の涙を見た途端、それは妻が抱いて いた不安の扉を開けてしまった後悔に変わった。 少しして妻の口から漏れ出た言葉は「私、一人 でこれからどうすればいい... 続きをみる
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越王勾践が講和を決断した仮定には紆余曲折が ある。大夫范蠡は、当初呉との戦争には反対で あった。 侵攻してきた呉に対し、応戦せずに和議を結ぶ よう勾践に進言したほどである。 その言を聞かずに勾践は応戦したが、結果は越 の敗北である。 勾践は、范蠡を召して問うた。 「余はあなたの言を用いず、この... 続きをみる
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あれからもう何年経っただろうか。確か、私が 医者になってやっと1年が過ぎた頃だった。 紹介状を持って一人の大柄な男と妻が共に緊張 した面持ちで外来診察室に入って来た。 その日は教授外来で、最も若い医局員、つまり 私が筆記係として教授の前に座っていた。 外来看護師が教授に紹介状を手渡し、持参した 胸... 続きをみる
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「福は内と言っても、福の神が家に来る事は ない。それならいっそ、今年は鬼を呼んでみよう」 そしておじいさんは、大声で叫びました。 「鬼は~内! 福は~外!」 するとその夜、誰かが家の戸を叩きました。 「こんばんは。『鬼は~内』と、鬼を呼んだの はこの家かいのう?」 なんと、鬼がやって来たの... 続きをみる