貧者の一灯 ブログ

信じれば真実・疑えば妄想

貧者の一灯・THEライフ












衝撃の事実


どれだけ危ないか、知っていますか コロナ禍によって、
子供たちの間でネット・ゲーム依存が急増した。


2017年の厚生労働省の調査では、国内の中高生だけで7人に
1人に当たる93万人にゲーム依存の疑いがあるとされていた。


これが、2021年のKDDIなどの調査では、コロナ禍によって
大人も含めて、ネット依存が1・5倍、ゲーム依存が1・6倍に
増加したとされている。


そう考えると、現代の日本でネット・ゲーム依存がどれほど深刻
かがわかるだろう。 目を向けなければならないのは、統計的な
数値ではなく、子供たちがなぜ依存になり、何を奪われているの
かということだ。


社会復帰したくてもできない ネット・ゲーム依存は、女子が
なりやりやすいSNSなどのネット依存、男子がなりやすいゲーム
依存に大別できる。


※「ゲーム依存」
子供がゲーム依存になった時、大人の中には「何年でも温かく
見守るべきだ」と言う人がいる。だが、これは決して正しい選択
ではない。


支援団体の職員はこう述べる。 「大人の依存症と子供の依存症
違うんです。大人が30歳~40歳までアルコール依存になっても、
30歳までの成功体験や経験をもとに社会復帰できます。


しかし、10歳~20歳の間にゲーム依存になった子は、 何も持た
ないまま社会人になることを余儀なくされる。そうなると本人が
社会復帰したくてもできなくなるのです」


ゲーム依存は若い層がなる傾向があるため、社会復帰が困難に
なるのだ。 ゲーム依存の概念は広まったばかりであることから、
多くの大人は「ゲーム好き」と「ゲーム依存」をどこで分けて
いいのかわかっていない。


2つを分ける基準は、ゲームにのめり込むことによって、
日常生活に支障が生じているかどうかだ。


「ゲームにのめり込んで学校や習い事に行かなくなる」
「遅刻や欠席が目立つようになる」
「課金(SNSの場合は投げ銭)をしてしまう」
「ゲームを禁止されたことで暴力を振るう」
「健康を害すほどつづける」……。


遊んでいる時間というより、遊びによって日常生活が脅か
された時に依存とされるのだ。


大人の側が考えなければならないのは、なぜ、子供が依存と
呼ばれる状態にまで陥るのかということだ。


よく見られるのが、子供たちが抱えている困難が切っ掛け
になっているケースだ。子供たちが、家庭、学校、習い事、
人間関係といった問題を抱え、そこから逃げるために二次元
の世界に吸い込まれるのだ。


実際の事例を紹介しよう。 無制限に課金を続けた少年 K君
の家庭は、ギャンブル依存とアルコール依存の父親によって


幼い頃から荒んでいた。父親からの暴力に、母親や子供たち
が日常的にさらされていたのだ。 家庭環境が悪かったことで、
K君は学校に居場所を見つけようとして、勉強や野球に一心不乱
に取り組んだ。


周りから優秀な生徒として認めてもらうことで、自分の
アイデンティティを確立しようとしたのである。


だが、地元の進学校に進んだことで、歯車がかみ合わなく
なる。優秀な生徒が多かったことから、K君は成績が上がらず、
野球部でもレギュラーをつかめなかった。


それで自信を失っていたところに、母親の再婚が重なり、
気力を失った。 ゲーム依存になったのは、それからしばら
くしてからだった。


カードをつかってほぼ無制限に課金をし、気がついたら
多額の借金をしていた。何度も親に注意されたが、彼は
ゲームも課金も止めることができなかった。


K君はこの時の気持ちを次のように述べている。 「現実で
起きているあらゆることが嫌で嫌でたまらなかった。考え
たくなかった。だからハマったんだと思います。


それをやっている間は、現実世界の出来事を考えなくて
済んだ。虐待のことも、母親の再婚のことも、あらゆる
ことから目をそらすことができたんです。ただただゲーム
の画面に釘付けになっていたという感じです」


彼の場合は、家庭と学校で起きていた現実に向き合うこと
が耐えきれなかった。そのために、ゲームという二次元の
世界に逃げ込んだのだ。


常にジェットコースターに乗っているようなもの ゲームの
世界には、激しいBGM、コントローラ―の振動、ボイス
チャットから聞こえる指示や叫び声など、プライヤーを飲
み込ませる様々な仕組みが溢れている。ジェットコースター
に乗っているようなものだ。


二次元の世界でK君は脳からドーパミンを放出させられつづ
けることで、いわば「思考停止」の状態になるのだ。それは
つらい現実からの逃避と言い換えることもできる。


ゲームに限らず、依存症は「孤立の病」と呼ばれることがある。
心に開いた穴を、何かに依存することによって埋めようとする
のだ。 これは子供のゲーム依存も同じで、子供たちは現実逃避
の手段の1つとしてゲームにのめり込む傾向がある。


逆に言えば、この場合は、現実の問題を解決することが依存
からの脱却に欠かせない。ゲームやスマホを取り上げても、
なかなか改善しないのは、そのためだ。


しかし、ゲームは時として人の脳機能を破壊するだけでなく、
死の寸前まで追いつめることがある。依存に陥った子供たちは、
脳から、日常から、何を失われるのだろう。・・・










バリアフリーコンサルタントという仕事をしている
鈴木ひとみさんという方がいます。現在60歳で、
エッセイストとして本を何冊も書いておられ、講演家
としても講演を全国でしておられます。


この方の人生が『車椅子の花嫁』というドラマ
にもなりました。鈴木さんは19歳でミスインター
ナショナルの日本代表になりました。


それからモデルやテレビのアシスタントをされた
のですが、22歳の時に撮影の帰りに高速道路で
交通事故に遭い、乗っていた車が横転して、鈴木
さんは窓を突き破って外に放り出されました。


その時に体を強く打ち、救急車で病院に運ばれると、
首の骨が折れていることがわかりました。二週間後
にお医者さんから言われたのが、「あなたの足は
もう動きません。


今の医学では折れた首の骨の矯正はできても、その
中を通る神経をつないで治すことまではできません」
という絶望的な宣告でした。


それから車椅子の生活になりました。


それまでは堂々と外を歩いていたのですが、それが
車椅子になり、退院してから、”周りの人はどう見る
だろうか。どう言われるだろうか”と気になり、なか
なか外に出られなかったそうです。


その時のボーイフレンドが「とにかく外に出ない
といけないよ」と言って、車椅子を押してくれ、
鈴木さんは勇気を振り絞って外に出ました。


その時に自分に何度も”何も悪いことをしていな
いんだから、堂々と外に出ればいいんだ”と言い
聞かせました。


外に出てみると、”自分が思っているほど、周り
の人は自分のことを気にしていない”と思った
そうです。その通りで、多くの人は少し自意識
過剰かもしれません。そういうことがわかり、
だんだん心が楽になり、車椅子を押してもらって、
いろいろな所に行くようになりました。


そうすると街は障がい者にとって不便なことが
多いということがわかってきたそうです。 一見
平らに見える道路も、舗装の関係でかまぼこ型
になっていて、慣れていないと傾斜に流されて
しまうそうです。


またお店や歩道の段差は、歩いている人には
あまり気にならなくても、車椅子利用者にとって
は大きな障害に感じたそうです。


自家用車やタクシーには乗れたのですが、バス
には乗れませんでした。電車に乗るときは、
大きな駅ではエレベーターがあるのでホーム
まで行けますが、大抵の駅は階段なので、駅員
さんに頼んで抱え上げてもらわなければいけ
ませんでした。


滅多にないのですが、駅員さんによっては嫌な
顔をする人もあったそうです。 そのような経験
をしながら、”世の中のバリアフリーを進めなけ
れば”と思い、バリアフリーコンサルタントになっ
たそうです。


今ではいろいろな所に行動範囲を広げ、障がい者
に優しい世の中になるようにと日夜活動をして
いらっしゃいます。


”何か人生に目標を”ということでスポーツをされ
るようになり、いろいろなスポーツを体験されま
した。その中の一つ、射撃ではアテネのパラリン
ピックに出られています。


それまで射撃なんてしたこともないのに、練習を
重ね、パラリンピックに出場するまでになったのです。・・・






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