貧者の一灯 ブログ

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貧者の一灯・THEライフ


















最近の研究では、腸は、免疫機能やホルモンの
分泌など、からだ全体に 関わるとても重要なはた
らきも担っていることが明らかになってきました


※…
腸は「第二の脳」とも呼ばれる独自の神経ネット
ワークを持っており、脳からの指令が無くても独立
して活動することができます。


脳腸相関とは、生物にとって重要な器官である脳
と腸がお互いに密接に影響を及ぼしあうことを示す
言葉です。


例えば多くの動物では、ストレスを感じるとおなかが
痛くなり、便意をもよおします。


これは脳が自律神経を介して、腸にストレスの刺激
を伝えるからです。


逆に、腸に病原菌が感染すると、脳で不安感が
増すとの報告があります。


また脳で感じる食欲にも、消化管から放出される
ホルモンが関与することが示されています。


これらは、腸の状態が脳の機能にも影響を及ぼす
ことを意味しています。


このように密接に関連している脳と腸ですが、最近
では、病原菌だけでなく腸内に常在する細菌も脳
の機能に影響を及ぼす、という研究が注目を集め
ており、「脳-腸-微生物相関」という言葉も提唱され
ています。



※…免疫機能。


口から入った食べ物は、食道、胃、腸と運ばれ
ながら消化が進み、腸で栄養や水分が吸収され
ますが、このとき、何でもやみくもに吸収している
わけではなく、


それが(栄養素)なのか、(病原菌などの異物)な
のかを識別するが備わっていることがわかって
きました。


腸に病原菌が入った場合、免疫機能がはたらい
て菌を攻撃するだけではなく、せきやくしゃみの
ように異物を体外に出そうとするしくみがはたらく
ので、


感知した場所が胃などの場合は嘔吐、腸の場合
は下痢となるわけです。



「腹が立つ」「太っ腹」「腹をくくる」「腹の虫が治ま
らない」「腹黒い」「腹を割って話す」「腑に落ちない」


・・・ 私達は心(脳)と腹(腸)を結びつける言葉を
知らず知らず使用していますが、脳と腸の相関性
について知識があるわけでもなく、経験的になん
となく気づいていたように思われます。



※…1.私たちの体は「腸」から作られる!  


受精卵の外側がくぼみ、その口が閉じ、「腸」が
形成され、腸がのびて「口」と「肛門」ができます。


さらに栄養をためる「肝臓」ができ、酸素をためる
「肺」ができ、そして上の方が膨らみ「脳」ができます。


※ 腸内細菌がいないと、脳が育たない。


無菌マウスの脳を調べると、学習能力がなく、
性格も無気力で、無謀な行動をするといいます。


また進化の過程においても脳のない生き物は
いますが腸のない生き物はいません。 クラゲや
イソギンチャクは腸はありますが、脳はありません。


生き物の進化においても、まず腸ができ、その
周りに神経系ができ、脳(中枢神経系)ができる
のはその後です。


生き物にとって「腸こそ生命の起源」といっても
過言ではありません。



※…2.腸は独立した神経系をもつ  


腸には脳に次いで1億以上の神経細胞があり、
これは脊髄や末梢神経系より多く、脳とは独立
して自らの判断で機能しています(自律神経と
いわれるゆえんです)。


つまり腸は脳からの信号を待つことなく消化吸収
排泄の重要な機能を果たしており、新生児期の
脳(無力な脳)でもなんら問題なく腸管機能が保
たれていることを考えると妥当なことに思えます。



※…3.腸が脳に感情や性格のサインを送っ
ている  


腸には迷走神経という太くて大きな神経が埋め
込まれていますが、その繊維の90%までが腸か
ら脳へと情報を運んでいることが明らかになっ
てきました。


言い換えると、脳は腸からの信号を感情として解
釈し表現しているのです。 第六感のことを英語で
は「gut feeling」といいますが、ここでいう「gut」は
腸のことであり、腸が感じたものを第六感として
います。


※…ホルモンの分泌  


またドーパミン(快感ホルモン)、ノルアドレナリン
(ストレスホルモン)、セロトニン(幸せホルモン)
は感情(性格)を支配する代表的な脳内神経
伝達物質といわれていますが、 その多くは腸で
作られます。


特にドーパミンやノルアドレナリンの暴走をも抑
えるセロトニンは腸(腸内細菌との協同作業)で
作られ、体内のセロトニンの90%は腸に存在し、
腸管の蠕動運動に関与し、多ければ下痢を
きたし、少なければ便秘になります。


※…脳内に存在するセロトニンは2%のみです。


うつ病の人は脳内のセロトニンが少ないといわれ
ており、セロトニンが増えれば幸せな気持ちになり
ます。


セロトニンを増やす操作と深くかかわっているのが
腸内細菌(特定の腸内細菌が明らかになっています)
であり、まさに「腸」を整えれば「心」が整うのです。



※…4.腸に宿る免疫細胞が病気から守ってくれ
ている  


腸には体内の70%という大量の免疫細胞が宿して
おり、これは腸関連リンパ組織といい、外部から
の細菌や食事性の毒物などの侵入を撃退して
くれています。


私たちは口から摂取するものにどのような菌が
いて、体にとって有害かどうかは、見た目や匂
いくらいしか判別できず決して脳で識別できな
いため「食べろ」と指令を出します。


しかし腸に危険な食物が入ると、腸の神経細胞
や免疫細胞が判断し吐き出したり下痢を起こさ
せます。


腸は病気にならないように(生体防御機構とい
われます)懸命に(賢明に)働いてくれています。













※…《石橋を叩いたら渡れない》


石橋を叩いて安全を確認してから決心しようと
思ったら、 おそらく永久に石橋は渡れない。


やろうと決めて、どうしたらできるかを調査せよ。
(西堀栄三郎/探検家)


仕事ができる人かどうかの一つの基準は、やる
べきことを頼まれたり、自分で決めたりしたときに、
すぐにできない理由を探す人かどうかということ
である。


もちろん、できない理由を探す人はできない人だ。
さらには、石橋を叩いて自分の安全を確認してから
渡ろうとする人である。


おそらく、こういう人は自分自身の身の安全、保身
ばかりが気になるために、西堀栄三郎元南極越冬
隊長が述べたように、おそらく永久に石橋を渡れ
ない人なのだろう。


「やるべき」ことが決まっているというのなら、あと
はどうすればやれるのか、打開策を見つけてい
くしかない。


もちろん、リーダーはこの挑戦やプロジェクトに
各人が打ち込めるように環境を整えてあげるの
が重要な仕事といえる。



※…
人の心的態度としては、二つの姿勢しかない。


一つは、現状を打破しようとする姿勢。
もう一つは、現状維持の姿勢だ。


何か事があったとき、多くの人は、現状維持の
姿勢を取りがちだ。 生物の習性として、どうして
も現状を守るという本能が働いてしまう。


しかし、かつて地球において、急激な気候変動な
どで環境が激変したとき、恐竜のように、その変化
に対応できなかった生物は絶滅した。


現状打破の姿勢がなければ、変化には対応
できないからだ。


それは言いかえれば、「できない理由を探さない」
こと。


できる方法を探す人は、行動する人。


とにかく、一歩踏み出してみる。 行動すること
によってのみ、事態は打開できる。


石橋をたたく人は、行動もせず、頭の中で考え
るだけの人。 リスクをとって、一歩を踏み出せる
人でありたい。  ・…。

author:西堀栄三郎氏の心に響く言葉より…







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