貧者の一灯 ブログ

信じれば真実・疑えば妄想

貧者の一灯・THEライフ



















この青年は26歳でがんになりました。
手術ができないほど深刻な状態でした。


私は父親からお手紙をいただいて、 青年
を見舞ったのですが、 驚くことにベッドから
立ち上がり、 病人とは思えないほどの笑顔
で 私を迎えてくれました。


そして、こう言ったのです。


「僕はこの病気になって、 当たり前の生活
が いかにありがたいかが、 よく分かりました。  


辛さよりもそれを知った ことの嬉しさのほうが、  
ずっと大きいんです


彼は鍼灸師として埼玉県内の 病院に勤務し
ていましたが、 自らの病をとおして患者さん
の気持ちに 寄り添うことの大切さを知るととも
に、 それまで上から目線だった自分を 本当
に恥ずかしく思った、とも話してくれました。


当たり前であることの ありがたさに目覚めた
こと。 医療者としての心のあり方が分かった
こと、


ギリギリの環境の中で掴んだ 魂の声だった
に違いありません。


そして、彼もまた奇跡的な回復を遂げ、 いま
は医療現場へと復帰しています。


さらに驚くことには、彼が入院していた病院
の院長が、 その前向きな明るい姿に心打たれ、
彼をスタッフの一員として迎え入れたことです。



※…
本文の最後はこう締め括られています  


「人生に起こる出来事は何一つとして 意味
のないものはありません。   


青年に訪れた試練も、自分の天命に 目覚め
させるための大切な プレゼントだったので
しょうか … 


みなさんは、大切なプレゼントを 受け取られ
ていますか?


病は「お知らせ」と聞いたことがあります。
その人のために今の状態から軌道修正
するべきと 知らせてくれているのです。


ですので、気づいて修正すれば役目を果た
した 病が消えうせるということもあるのです。 …
















生きがいとは、生きる意義・喜びを 見出す
心の張り合いで、次の2つがあります。


1つは、「他者との交流」


自分の子供・友人・知人との触れ合うことは
大きな生きがい。


2つは、「朝、目を覚ましたとき、自分の仕事
が待っていること」


自分の仕事があることは最高の生きがい。
「これは天職!」と信じてするのが本当の自分
の仕事です。


仕事は天職であり生きがいです。


野生の動物は巣立った後は、自分でねぐら
を作り、自分でえさを探し、時には自分の命
を狙う敵と戦いながら生き続け、動けなくなっ
たらその時点で静かに死を迎えます。


私たち人間も死ぬまで働くのが正しい生き方
であり、それが幸せな人生なのです。


江戸時代まで、日本人の90%は農林漁業・
商工業などの自営の仕事に家族ぐるみで
従事し、最期は家族に看取られながら亡く
なりました。


そういう一生が本当は最も人間的で幸せな
生き方なのです。


現在、サラリーマンの多くは、定年後はのん
びり余生を送るのが理想的と考えているよう
ですが、その生き方は余生の長い現在では
通用しないのではないでしょうか。


それに気付いた人は、いつかは昔の日本人
のように自営の仕事に従事し、最期まで働き
続ける終身現役の人生を送ろうと、サラリー
マンの時から着々と準備をしています。


幸いにこれからはパソコン・スマホの発達で、
自分の専門力(存在価値)があれば、そのこと
をホームページやブログで広く世の中に伝達
できるようになりました。


そうすることで、自分の専門力を活用してくれ
るマーケットを形成することができますから、
定年後も生きがいを抱きながら働ける時代が
やってきたのです。



※…
人生100年時代を生き抜くための大事な
言葉が2つある。


「キョウイク」と「キョウヨウ」。 もちろん、「教育」
と「教養」も含まれるが、他に大切な意味がある。


それが… 「今日行くところがある」、
「今日用事がある」こと。


「行くところがある」というのは、居場所がある、
認めてくれる場所がある、ということ。


「今日用事がある」とは、自分を必要として
くれる仕事がある、頼まれごと(用事)がある
ということだ。


つまり、いろんなところから声がかかり、必要と
されていることが実感できること。


特に人生の後半生に必要な考え方だ。


立命館アジア太平洋大学学長の出口治朗
氏は、 これからの時代を生き抜くのに必要
なものは、「旅・人・本」だという。


これは、「キョウイク」と「キョウヨウ」と同じだ。


「旅」とは、今日行くところがあること。
「人」とは、他者との交流。
「本」とは、教育と教養。


人生の後半生に必要なのは「キョウイク」と
「キョウヨウ」。 「旅・人・本」 ・…。








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