貧者の一灯 ブログ

信じれば真実・疑えば妄想

貧者の一灯・妄想物語


















ネットの普及により、テレビ離れする人が増え、
テレビ番組の視聴率は低下している。


テレビ全盛期のころは、平均視聴率20%を
超えるドラマはたくさんあったが、近年では
20%超えどころか15%を超えるものも少ない。


ドラマドラマには、推理ドラマ、刑事ドラマ、
熱血ドラマなどの定番ジャンルの一つに
「恋愛ドラマ」がある。


「恋愛」という要素は、「恋愛ドラマ」だけでなく、
いろいろなジャンルの一要素としても登場す
るため、ドラマを楽しむために欠かせない要
素となっている。


同じ時期に純愛要素のドラマと、不倫や浮気
が要素のドラマがあれば、不倫や浮気などの
ほうが高視聴率となる。


ドラマを見るとき、その登場人物と「自分」を
置き換えたり、その登場人物に憧れてしまう。


現実で満たされていない部分を、ドラマを
見ることで一時的に満足する。


高視聴率となったドラマは、人の願望を反映
させているものが多い。


権力者を庶民が論破、失敗を繰り返しバカ
にされるが最後に大成功を収める、多くの
人が憧れるシチュエーションだからこそ高
視聴率となる。


純愛ドラマより不倫ドラマのほうが高視聴率
となるのも、多くの人が不倫に憧れているから
である。


男性は浮気や不倫をする生き物と言われる
が、実は女性の方が浮気や不倫願望は強い。


不倫経験のある男性へ質問すると、ほとんど
の人が「後悔している」と答えるが、女性は
「良い経験になった」と答える。


不倫のきっかけを聞くと、男性は「好きが
抑えられなかった」と答えるが、女性は
「刺激が欲しかった」と答える。


男性の場合は、不倫であってもそれは
「純愛」の延長であり、妻への愛情がなく
なっていたわけではないので後悔する
ことになる。


かわいい女性、きれいな女性、素敵な女性
からチヤホヤされたいが、不倫という関係ま
では望んでいない人が多い。


そもそも男性は恋愛が苦手な生き物である。


既婚女性へのアンケートでは、約30%の女性
が不倫経験があり、不倫経験はないが願望は
あると答えた女性と合わせると80%を超える。


願望があるのに不倫しない理由の多くは
「適当な相手がいない」で、夫への罪悪感
ではない。


生理的に受け付けない相手でもない限り、
「声さえかけられば」ということらしい。


純愛ドラマよりも不倫ドラマのほうが、
高視聴率となるのは、多くの女性に
不倫願望があるからである。…













※… 中津の 鱧はも


中津の鱧は骨が軟らかくて美味。2年に一度
くらいの割で中津の料亭「筑紫亭」にお邪魔する。


何故「筑紫亭」なのかというと、お店で扱って
いる鱧が上質だからだ。


一般に、中津の鱧は骨が軟らかいが、その中
でも骨の軟らかい、味の良い鱧を「筑紫亭」は
提供してくれる。


中津の他のお店でも鱧を頂く機会はあるが、
やはり鱧自体が違う。


鱧は小骨が多い。それを全て取り除くのは時間
が掛かりすぎて実質上不可能だ。そこで骨切り
という技術が重要になってくる。


小骨が気にならないくらいに細かく包丁を入れ、
しかも皮を切らずに残さなければならない。


包丁を入れる回数も、一寸につき26筋入れて
初めて一人前と認められると言われている。


単位で表すと約1・2mmごとに包丁を入れること
になる。 しかし、骨が軟らかくなければ、1cm毎
に8回以上も包丁を入れるなんて事は出来ない。


骨の硬い鱧にそんな骨切りをしたら、たちまち
鱧のミンチができあがってしまうからだ。


豊前海は魚介類の宝庫と称されている。


耶馬溪やばけい辺りに広がる栄養たっぷり
の水脈は山国川となり、海へ運ばれ、魚介類
が豊かに育ちやすい環境を作る。


豊前海の鱧は「つの字鱧」、「真鱧」などと
呼ばれ、骨が軟らかいだけでなく、良質な
たんぱく質やビタミン、ミネラルもたっぷり
含まれている。


鱧の皮にはコラーゲンが多く含まれており、
グラムあたりのカルシウムは牛乳の約2倍だ
そうだ。


鱧は夏が旬と思ってしまいがちだが、季節
毎に味が違い、それぞれが美味しいのだ。


夏は、最も体重が重たい時期で、脂肪分が
少なく、さっぱりとした上品な味わいになり、
秋は、産後の時期にあたり、食欲が増え急激
に太るため脂肪分が多く、身が締まって脂の
乗りも良い。


最も美味しい季節とも言われている。


私は大阪生まれだから、鱧と言えば、湯引き
で梅肉を少量付けて頂く。「筑紫亭」では鱧
ちりを特製のポン酢で頂くのを良しとしておら
れるが、あっさりした梅肉も捨てた物じゃない
と私は思っている。


そこで、お店で鱧を頂く時は、梅肉を持参する。
みりんを混ぜたような甘い梅肉は好きではない。


鱧の味は淡泊なので、梅肉もそれを邪魔しない
あっさりした物が良い。


地元と言うこともあって、大分県日田市大山町
で作られている梅肉を愛用している。塩味控え
めで、色よし、味よしである。 …



※…カボスとレモン


カボスは大分の特産品だ。蜜柑の原種という
説もあるようだが、良くは知らない。


最初、カボスをプレゼントされた時は使い方
を知らなくて、その良さが分からなかった。


しかし、カボスに馴染んでみると、圧倒的に
レモンより美味しいと思うようになった。


レモンは、香りは良いが旨みが少ない。酸味
の強さが際立っているとも言える。


同じ理由で、スダチが好きな人はレモンより
断然スダチが美味しいと言うことだろう。


我が家はカボスのヘビーユーザーと言えるの
ではないかと私は密かに思っている。


なぜなら毎朝果物を使ったミックスジュースを
作って飲んでいるので、必ず酸味料として20cc
のカボス汁を使うからだ。


それも夏冬問わずである。


カボスが沢山出回っている時は良いが、端境
期はざかいきもある。生のカボスが手に入らな
い時は瓶詰めのカボスジュースを使っている。


ご近所の方に頂いたカボスジュースの冷凍物
は生のカボス汁と遜色なく、香りも味もそのまま
である。


ただどうやって手に入れたら良いかが分から
ない。デパ地下で買えると聞いたが、いつも
売っている訳ではなさそうだ。


例のご近所の方にそう告げると、どこからか
手に入れて、下さる。どうやら特殊ルートが
あるようだ。


大分にいると、多くの人に「カボスは頂くもの
で、買うものじゃない」という感覚がある。


スーパーで売られているものもそんなに
高くはない。


しかし、東京や大阪に行くと、カボス様が
ただお一人でトレーに乗っかって、結構な
お値段で売られている。う~ん、手が出ない。


…(続く)






×

非ログインユーザーとして返信する